ガブXスカイウォーカー

ランボーのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

ランボー(1982年製作の映画)
5.0
スタローン自らアクションの75%をこなし、いつもケガだらけだったと語るだけあって迫力満点。ランボーがたった一人で追ってくる州警察と州兵を蹴散らしていく姿は愉快痛快で、観ていてスカッとする。

え? これは「ベトナム戦争によって負ったアメリカの傷」がテーマだって?
俺にとって「ベトナム戦争」は主人公にコクを与え、映画を面白くするスパイスだ! カッコ良ければいいんだよ!

ちょっと気になったのは、ランボーの元上司、サミュエル・トラウトマン大佐が常に偉そうなこと。お前がランボーを戦争に引き込んで人生を狂わせたんだろうが。ランボーは戦場で大佐に何度も助けられたそうだけど、恩義を感じたり、最後に心を許すのは洗脳されているんじゃないのか?

今作は『ランボー/怒りの脱出』(1985年)以降に比べるとスケールは小さいけど、決して見劣りすることはない。ランボーの大暴れを楽しむもよし、ベトナム戦争の傷跡の深さを噛み締めるもよし、色んな見方の出来る傑作アクション映画なのだ。

ランボーシリーズにハズレなし!