無学

ベニスに死すの無学のレビュー・感想・評価

ベニスに死す(1971年製作の映画)
3.0
芸術論は解釈次第であるし、分析や理解というより、感性に従うのみであるのならば、主人公は「砂時計」が終わろとする段になってようやく、 フィロソフィーとしてではない、直感的な「美」に胸を焦がすわけだけれど、美少年タージオの若さによる絶対的な「生命力」との対比は、彼が美しすぎるだけに残酷だ…
波打ち際で彼方を指差すロングショットはその象徴か。
二人が会話を交わすことはついぞなかったのは、個人的には正しい描き方だったと思う。
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