この映画の主役はピエロ・トシ(コスチュームデザイン)とウンベルト・ティレリ(衣装提供)です。眼福の映画。娼婦のファッションまで素晴らしい!まず、最初に出てくるルイ・ヴィトンの洋服ケースを見逃してはいけません。美しいタージオくんはシャネルを着ていましたね!
この映画の舞台となったホテル・デ・バンは撮影時に改装中だったそうなのですが、ピエロ・トシがオリジナルの家具で当時に近いように戻したそうです。
ウンベルト・ティレリは膨大な洋服コレクションを所蔵していて、多くの映画に衣装提供をしています。この映画がアメリカで上映された時に相当なインパクトがあったそうで、感銘を受けた伝説的なファッション編集者のダイアナ・ヴリーランドはウンベルト・ティレリを尋ねてコレクションをいくつか借り受けたそうです。
ファッション的にも素晴らしいビーチシーンの衣装は全てピエロ・トシがデザインしてウンベルト・ティレリが一から作り上げたそうです。いやーすごい。
映画の内容はぶっちゃけどうでもいい。