ニール

ベニスに死すのニールのレビュー・感想・評価

ベニスに死す(1971年製作の映画)
3.0
大変失礼なことに美少年に心惹かれた老作曲家の物語としか認識していなかったのだが、まさかの疫病ものだった。

そのバランスが絶妙。

あらすじを美少年要素をのぞいて考えるとただただ陰鬱になりそうなところだが、ダークボガードの演技も光って静かな芸術作品の風情がある。

何気に一番印象に残っているのは中盤の不気味な楽団。

あの笑い声が謎に響いて思い起こされる。
ニール

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