アレクセイ・ゲルマン監督作。
遺作『神々のたそがれ』(2013)製作途中に74歳で亡くなったロシアの巨匠:アレクセイ・ゲルマン監督長編第4作で、1950年代戦後ロシアの混迷を上映時間140分超の長…
交通事故後の現場のシーンは語り手の父である将軍の死を暗示しておりそこにスターリン死去のナレーションが被さる、その後の列車のシーンは一度死んで別の生を生きる将軍と政権が変わっても何も変わらないロシアを…
>>続きを読むカメラが真っ直ぐに進む
その前を通りすぎていく人々
かなりの人数ですが
意味不明なぐらい力強い
ほぼ全員シャウト!?
すごく繊細なカメラワーク
独りでに水玉の傘が開いたり
男の子が鉄アレイを上げ…
何年か前にフィルムセンターで見たとき「何なんだこれは」と思ったが、今見ても変わらなかった。
登場人物はトム・ブラウンや鳥居みゆきのようなテンションで現れて、躁状態のまま喋ったり行動したりする。そう…
アレクセイ・ゲルマン特集。豪傑漢が辿る過酷な道程に強烈な印象受けた。画面にひしめく猥雑さが物語とは似合わぬコミカルさを醸す。この映像の中から自らメイン・ストリームを嗅ぎ取っていく鑑賞体験が味わい深…
>>続きを読む1998年アレクセイ・ゲルマン監督、ウラジーミル・イリネ撮影。
スターリン体制の矛盾と混乱のカオスを、
クレンスキーという体制側の将軍・医師により描いた作品。
以前にも増し、長回しと分裂を繰り返すシ…
何だこれ。スターリン体制崩壊を背景に陰謀に巻き込まれたハゲのオッサンの数奇な運命を描いているのだが、とにかく情報過多な画面に圧倒される。画面手前でも奥でも誰かが何かをやっていて、カメラは長回しの移動…
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