あんず

遠い空の向こうにのあんずのレビュー・感想・評価

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)
4.5
たまたまテレビ欄で見つけ、フィルマークスのスコアを調べたら4.2と高評価。ジェイク・ギレンホールも好きなので観てみると、すごく良かった。心が洗われた~。実話に基づく話ということで、感動もひとしお。

NASAとか宇宙とか苦手分野なのでちょっと不安だったけれど、これはロケットに興味を持った高校生が仲間3人とロケットを作る夢を追いかける物語で、そのロケットボーイズを応援するうちにこちらも胸が熱くなった。実話に基づく話ということで感動もひとしお。1950年代が舞台で、アナログな感じも私には親しみやすかった。

彼らの前には理解を示さない家族や学校の校長や馬鹿にする生徒や地域の人たちが立ちはだかる。中でも炭坑の責任者のホーマーの父は息子にも炭坑で働いて欲しいと強く願っていて、息子の夢を認めようとしない。でも、どんな時も人を動かすのは情熱で、彼らの諦めない強い想いが周囲のロケットボーイズを見る目を変え、関係にも変化が。

学校中から変人と距離を置かれていたクエンティンが、ロケット作りを通じてホーマーたちと仲間になって行く所も良かったし、マドンナ的存在のドロシーが分かりやすく態度を変える所も面白かった。

何かと人間って嫌だな~と思う事件や出来事が多いけれど、こういう作品を観ると人間って素敵だな~と思える。やっぱり、映画って良いですね。
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