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遠い空の向こうにのmichiのレビュー・感想・評価

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)
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こんなの泣いちゃうに決まってる。
いずれ廃れる運命にある炭坑町のロケット少年たちの実話物語。エンドロール前の写真と映像でグッときた。

常に危険と隣り合わせ、しかも先行き不透明な炭坑では、たくさんのドラマがありますね。危険を覚悟しながら誇りを持って仕事をする炭坑夫たちはかっこいいけれど、あんなにしょっちゅう事故が起こっていたら家族もたまったものではない。本当に大変な仕事だと思います。

炭坑一筋の父親とぶつかりながら、ロケットに夢中になっていくホーマー少年が、段々自我が芽生えてやりたいことに熱中していく様子が良い。ロケットボーイズの仲間たちも優しいし、先生も校長も、町の人たちもみんな良い人。
「全米科学コンテストで優勝する確率は100万分の一」と言うホーマーへの仲間の返しが最高だった。
みんなに支えられて夢を追い、それに対して心からの感謝をもって結果を出せるって幸せだ。

そう言えばこの頃ずっとこんな青春ストーリーを観ていなかったけれど、良いものですね。
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