カール

遠い空の向こうにのカールのレビュー・感想・評価

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)
3.7
飽きずに見ていられた。面白かった。だけどもっともっと時間をかけることによっていい映画になっただろう。恋然り、ロケットへの再熱然り、親子愛然り。
話をキュッとまとめていて、簡潔すぎてしまったのが残念。あーこの人死んじゃいそうだなぁという人が死んでしまったり、この後こうなるだろうなぁってことが、起こったりと、いい意味でも悪い意味でも予想の範疇だった。それが心地よかったりもして、何度も見たくなるような映画になっている。
個人的に一番母親のセリフが胸を打たれた。ジェイクの演技だったり、父親がかっこよかったり、スタンドバイミー要素だったり。好きな点が多かった。
正直に言ってこのてのような、本当に有名な作品じゃない、でもそれなりの完成度の映画って、一種の所有感が生まれて高く評価したがる傾向がある。だから4.2という評価になってる。別に批判してるわけではないけど、高評価のコメントを見てもあまり映画の完成度に触れられていなくて、思い出補正みたいに思える。
皆んな心の中では、気づいてるのではないだろうか。
カール

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