あぁとってもいい映画でした。特に後半30分が凄く感動しました。ソ連の人工衛星スプートニクに先を越されたアメリカ。ウェスト・バージニアの炭鉱町から宇宙を夢見る少年達のこんな実話があったとは驚きです。何と言っても、ジェイク・ギレンホール演じるホーマー・ヒッカムと、クリス・クーパー演じるジョン・ヒッカムの父子のやり取りに感銘しました。事実に基づいたストーリーで、夢を持つことの大切さを教えてくれるいい作品です。
1957年当時では、何もない炭鉱町で体を張ってきた親父の頑固な思い、でも息子を大切に思う気持ちもとてもよく分かります。でも「夢」という心の灯がともってしまった青年の止めようもない情熱、宇宙への憧れ、自分は炭鉱町で炭鉱夫としては終わりたくないんだという思い、これも凄く分かります。ぶつかる二人が最後分かりあえるシーンに思わず涙です。
