いぐあな

遠い空の向こうにのいぐあなのレビュー・感想・評価

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)
4.4
元NASAエンジニア、ホーマー・ヒッカムJr.さんの自伝を映画化した作品。
ホーマーさんと友人たちが若き高校生の頃、宇宙を夢見てロケット作りに挑戦した日々が描かれる。
実話とは思えない、スカッとする展開に心躍る映画。

舞台はアメリカ・ウェストヴァージニアの炭鉱町。
縮小していく鉱山頼み、どこか閉塞した大人たちを横目に、
ひたすらロケット追いかけ、失敗をくりかえしても前に前にと進む姿が、眩くてたまらない。
何発も何発も打ち上げて、ある日、天めがけてスーッと飛んでいった瞬間の爽快さったらない。
心配そうにロケットの軌跡を見つめる"ロケットボーイズ"のキラキラした瞳を目にしたら、誰だって応援したくなる!

夢を追いかけること。
その夢を信じて応援し続けること。

簡単そうで難しい、なかなか真似できないこと。

彼らの夢は、街の希望になり、
彼らは街の英雄になり、街の新しい未来を切り開き、子供たちの希望の星となる。
彼らが街に残したものは宇宙と同じくらい、大きかったのだと思う。
今やアメリカの教科書に載るというこのストーリー、全米の星か!

自分も、夢を信じて、応援し続けられる大人でありたい。
いぐあな

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