炭鉱街を舞台に周りには染まらず夢を諦めない事の尊さを伝える、思春期成長モノの王道ストーリー。
「リトルダンサー」を彷彿とさせるが(と言うかほぼ同ネタ)こちらの方が一年先に制作。
本国では教科書に掲載される程の謂わば中・高生向けの展開とも言えるが、それだけにとても丁寧に作られており紛うことなき名作。
若きジェイク・ギレンホールは相変わらず繊細な表現が上手く、父親役のクリス・クーパーが渋くとにかくハマり役。
ローラ・ダーン演じる教師のとある設定には間違いなく涙します。
模範的過ぎる嫌いもあるが決して押し付けがましくなく、是非とも日本でも広く見せておくべき一本。
夢を見る権利は何処の国の誰にだってあるのだから。