飯

炎628の飯のレビュー・感想・評価

炎628(1985年製作の映画)
4.5
「すると今度は、赤い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、人々が互に殺し合うようになるために、地上から平和を奪い取ることを許され、また、大きなつるぎを与えられた。」(『ヨハネの黙示録6:4』)

戦争: 集団の精神分裂病

燃ゆるカメラワーク、爆発後の耳鳴り、ハエの囁き

凝視、凝視、クローズアップ、凝視

無数の顔
直線の迷宮

地獄に無理矢理連れられた。無理矢理見せられた。無意識のうちに操られていたような気。

善悪の二元論を顕在化させるイデオロギーを置いといて、地獄の絵巻として完成度が高い。

『意志の勝利』のモンタージュが映画のメディウム・スペシフィシティを解釈してくれた。

This is what human beings are capable of doing. ー many volunteers to do, enthusiastically, self-righteously. Don't forget.

『ナイフの哲学』と『ショア』も観るべき。
飯