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炎628のrishuraのネタバレレビュー・内容・結末

炎628(1985年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

主人公役の役者さんの演技が凄い どうしたらあんな表情になれる、、?
最後は良くも悪くも人の心を感じてしまった うまく説明できないけどとても映画的だなと思って、だから、私がもし主人公だったらそこで立ち止まってあんな判断になれるかな、、ともなった

少しの希望を見つけれたと思ったらすぐ潰される展開が何度も何度も続いて、その度に主人公が絶望して疲弊して病んでいく様子が辛い、特に表情に表れてたと思った

最後返り討ちにあうナチスの中尉、この期に及んでまだそんなこと言えるのが怖かった、「人はなぜステレオタイプや偏見を持ってしまうのか」をテーマに心理学の授業を受けてて具体例にナチスが取り上げられてた、まさにこれだった とても盲目的でその人に思考がないとまで言いたくなるくらい

明らかなグロ描写とかがないだけに、ほんとに一瞬だけ映る死体の山とか、母と妹たちの死体を匂わせる人形たちとか、人間バーベキューされてる小屋から聴こえる悲鳴は間接的に、強制収容所の多分本物っぽい資料とかに考えが巡る。
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