EllenAim

炎628のEllenAimのレビュー・感想・評価

炎628(1985年製作の映画)
5.0
カルト映画と云われてる作品。
第二次世界大戦、ドイツ軍占領下の白ロシア(ベラルーシ)の村々ではナチスによる虐殺が続いた。
物語はパルチザンに憧れる少年がライフルを拾うところから始まる。

冒頭のシーンやタイトルバックで、、ん!??おや?、、この映画、何かがちがうなと異様な雰囲気をきっと誰もが感じるはずです。
"(-""-)"

とにかく凄まじい映画。言葉がない、呆然となります。
淡々と進み、そして冷淡に描かれてます。事実は映画よりも冷淡なものだったのでしょう。

希望に満ちてた少年の顔が最期では変貌してます。
少女も…。

ロングカットやロングショット、アップショット、カメラワーク、音やBGMの使い方が巧みです。
で、この映画、なにが凄いって直接的なグロ描写などは入れなくても、陰惨さが伝わってくるんですよね。
観る側の心理を巧く突いてます。
気分が悪くなる人もいるでしょうね。

描写もセリフも強く突き刺さる。冒頭からラストまでインパクト絶大。
"628"の意味も知ると血の気がひく。

[再観賞]
EllenAim

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