うめ

リトル・ミス・サンシャインのうめのレビュー・感想・評価

3.2
ずっ〜〜と観ようと思いつつ後回しになっていたこちらの作品。

勝ち馬だ負け犬だと五月蝿い父。
薬がやめられないハジけた祖父。
ニーチェを崇め、話さない誓いを立てている息子。
ミスコンに挑戦するぽっちゃり娘。
割と一般人な母。
そして、ゲイで自殺未遂をしたその弟。

ぽっちゃり娘がミスコンに出場権を得た為に、みんなでワーゲンのオンボロバスに乗り一路会場を目指す。

これは、間違いなく自分の大好物な匂いがプンプンしてるぜ!


って思ったんですが…
あれ?
何故だろう?
ハートが震えないぞ…

みんな、演技は凄いんですよ。
祖父役のアラン・アーキンの見せる思いもかけない優しさ。
息子のポール・ダノの表情と昂り。
小さいながらも娘のアビゲイル・ブレスリンの見せる女心。
スティーブ・カレルの伯父の真剣だから逆に引き立つ絶妙なコミカルさ。
家族だからこそ、内に秘めてるものがある。
旅を通して、通い始める心。
パッケージのバスに乗るシーンなんて、本当にいい。

う〜ん。
こんなに良いところが浮かぶのに…
誰にもいまいち感情移入できなかったんですよね。
そして、家族に起きるあの事件へのアクションがやっぱり…
私はダメでした。
どうしても、納得ができなかった。
結局、そのまま心を立て直せずに終わってしまいました。

私も皆さんみたいに盛り上がりたかったな…
これも、自分のキャパの無さからか…
残念無念(´;ω;`)
うめ

うめ