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リトル・ミス・サンシャインのchipのレビュー・感想・評価

4.5
バラバラな家族6人が、おんぼろのミニバスで片道800マイルの旅をするこの映画、久しぶりに鑑賞。
爆笑してほっこりして…やっぱりいいな、こんなロードムービー。

仕事がうまくいかないお父さん、口癖は負け犬になるな。
おじいちゃんはヘロイン常習者、下ネタ満載のトークが得意。
兄15歳ドウェーン、空軍のパイロットになるために沈黙の誓いをしているとかで…全くしゃべらない。
ゲイのおじさんは失恋してうつになり自殺未遂をおこした。
お母さんは、皆の間に入って右往左往している。

そんな面々が、7歳のオリーヴが出場するミスコンのために800マイルの大移動!
途中でクラッチが壊れてしまい発車できないバスを、皆が押してから走って乗車するという事態に…でもね、そこら辺から団結していくんだな~
はぁはぁ言いながら乗車したそれぞれの顔が、明るくなった。

おじさんが甥のドウェーンに言う
「負けるのが怖くて挑戦しないやつらが本当の負け犬だ」って…
何気に応援している、こんな感じがいい。

おじさんはスティーブ・カレル、ドウェーン役はポール・ダノ。
ふたりに出会ったのは、この作品が最初だったこと、覚えている。

旅の途中で起こった大事件!
車内で天国の話をした時、カルフォルニアの青空が広がっていた。

ミスコンのオリーヴのダンスは…
なんともセクシーで(笑)…おじいちゃんと一生懸命に練習していたダンス。華麗なポーズを決める他の女の子の中で、ポッコリおなかのアビゲイルちゃんがかわいらしかった♡
家族って、だれが何といっても味方になってくれるものだよねー
彼女のダンスを、無口な兄も病んでいたおじさんも、父も母も…
みんな応援していて~
なんだか泣き笑いしてしまったよ。
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