may

リトル・ミス・サンシャインのmayのレビュー・感想・評価

3.8
ハチャメチャで何だかおかしな家族だけれど、心暖まるハートウォーミングな作品だった。

ミスコンに参加する権利を得た7歳の末娘オリーヴがカリフォルニアにあるステージに行くまでの珍道中。

面倒見の良い優しい母親シェリル、ちょっとピントの外れた父親リチャード、ゲイの彼氏にふられ自殺未遂したシェリルの兄、パイロットになるまで口をきかないと決めている兄ウェーン、老人ホームでうまくいかず帰って来たリチャードの父親ヤク中のエドウィン、そして、ミスコンに参加する末娘7歳のオリーヴ。

この6人がポンコツの黄色いフォルクスワーゲンに乗ってロードムービーをする映画。

途中、弱視が分かりパイロットを諦めないといけなくなったウェーンが興奮して悲嘆にくれるシーンのオリーヴの人間力は凄いなぁと感心した。何も言わないでただ、ただ、背中を抱いてあげる。
これ大正解だと思った。

そして、おじいちゃんの死。そんな色々。 
を何とか切り抜けてその地へ。残念ながら入賞出来なかったけれど、おじいちゃんの言ってたように、「何もしないで諦めるのが負け犬だ!」としたら、やってみたんだものね。

復路、同じポンコツ車、大変な道中だけどきっと少しづつ皆んな変わったかなぁ?と思わせる最後だった。
色々あったけど、家族って良いよね!


2020.5月  自宅にて
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