マツシマ

雨の町のマツシマのレビュー・感想・評価

雨の町(2006年製作の映画)
2.3
とあるド田舎
何十年も前に失踪した子供がある日突然帰って来る、それもどういうワケか「当時の姿」で。
怯える両親のもとに現れた男がその子供を殴打しどこかへ運ぶが、途中で「ソレ」は川に逃げ去った…
ほどなくしてライターの主人公は「内臓の無い子供の水死体」の取材でその村を訪れる

という一連の冒頭が、?だらけで惹かれる
一体これはなんなんだ?どうなるんだ?というツカミはとても良い
トーンの低い映像にこれまたトーンの
低い登場人物達
湿度が高い高いでJホラーとしての雰囲気はバッチリ

ていうかずっと雰囲気
雰囲気っぱなし

「ものすごく短くて地味で味わい深い民話を長編映画にしました」といった趣で、きっと原作は良いんだろうな〜とか

子供のフリをした(?)「ソレ」たちのビジュアルは子供の時に見てたら夢に出たりしてトラウマになる造形ではあると思う
出来るだけ子供の時に見よう!

まだ少女な成海璃子の切ない表情と演技はとても良いので、キチンと見所のある映画ではあります