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ハンニバル・ライジングのとっとのレビュー・感想・評価

ハンニバル・ライジング(2007年製作の映画)
3.0
若かりしレクター博士…。
エロすぎだろ。もう、罪だよね。そんで、成長したらアンソニー・ホプキンスだ?どういう遺伝子を持ったらそんな勝ち組みたいになるねん?というハンニバル・レクター様のお話。
ムラサキさん綺麗だったな。日本人設定というのもちょっと嬉しかったけど、役者さんは外国の方だった…。日本人は英語下手だから、これで良かったと思う。
この作品は西洋と和の微妙にマッチしていないようでしているような。なんとも形容しがたい。お互いの割とカッコいいところをぶつけあった感じ。
いや。それ中国じゃ???という日本とかの描写はなかったように感じる。飾り方はたしかにおかしいのだけれど。明らかにと言うのは無かったように思う。
映画のキャストは完璧だと思うんですけど、ハンニバルの過去は漁る必要性はなかったと思います。個人的にはた だ の食人鬼、た だ のサイコパスというのがハンニバル・レクターという男の魅力であると思うんです。だから、過去でなぜハンニバル・レクターという人間がこんな風になってしまったんだというのをこと細かくやる必要性はなかったと私は思います。
ハンニバル・レクターがなぜサイコパスになってしまったのか。生まれつきのものなのか。それとも、なにか辛い過去があって。とか、聞き手に想像させるほうがよかったように思います。そしてそれを話の中で意識させないとか。
この映画でハンニバル・レクターが今までしでかしてきたことの起源が分かるわけですが、それを知ってしまうとハンニバル・レクターがただの人間私たちと同じような人間と思えてきてしまう。過去をミステリアスにしておくことで人間とはちょっと違ったような存在だと思えていたのだと思いました。(私がちょっと神格化していただけなようにも思うのですが。)
なので、少し見たことを後悔しています。私の中ではハンニバル・レクターのことはミステリアスな存在にしておきたかったかなと思います。これも見てしまった私の自己責任なんですが。
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