かめの

群衆のかめののネタバレレビュー・内容・結末

群衆(1941年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます


時代が時代だし仕方ないけど、キャプラ監督はいつもどこか教訓的。

中盤は最高に良かった。特に、夢の話を語るところ。この時代のハリウッド映画男性って少し高圧的というか、「男らしさ」を体現してるような人物が多いイメージだけど、ジョン・ドゥーは情けなさ、自信のない感じが素敵に見える。

たいした戦略なく彼女の父親になった夢を話すところや、彼女の母親にそれとなく伝えてもらうところなんて、大の大人が可愛らしくみえてくるから不思議。しかも、それがゲーリークーパーときた!!

でもって、ラストシーンは皆さんと同じく不満あり。でも、「いや、死んどきな」って思ってしまった私は無意識に革命には死がつきものと考えているのかもしれない。そういう思想は危ない。死なずとも革命は達成されうるのだから。

でも、女の人に「愛してるの」と言わせるのはやっぱりズルくない?
かめの

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