ベビーパウダー山崎

続・世界残酷物語のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

続・世界残酷物語(1963年製作の映画)
3.0
続編は更にバカバカしくなって、ここまで来るとコントの域。前作は二割ぐらいは真実かも?と勘違いされてくれたけど、もうそういったハッタリさえ必要としていない開き直り。一度だまし取られた間抜けな客は二度三度とだまし取られるのを知っている、特殊詐欺の手口。まんまと続編まで見てしまった私たちはヤコペッティのいいカモ。ユニセフ公共CMみたいなアフリカの子どもたちを映してデタラメなナレーションを被せるのがくだらなさのカンスト。焼かれる坊主のリアルっぽいギミックな撮り方はいまでも結構参考になる(特殊効果は巨匠カルロ・ランバルディ!)。めちゃくちゃにビンタされて泣き顔の小人でFINE、最低な終わりで好き(ちょっとフェリーニぽい)。