横道世之介の作品情報・感想・評価

横道世之介2013年製作の映画)

上映日:2013年02月23日

製作国:

上映時間:160分

3.9

「横道世之介」に投稿された感想・評価

KOKO

KOKOの感想・評価

3.5
あいつのこと知ってると、
少し得した気分になる。

俳優陣みんな好きな人すぎて。


御機嫌よう、の手の振り方
演出なのか気になる。
無駄のない160分。
真面目でまっすぐで優しくて
ちょっと気持ち悪い世之介を
見事に演じてる高良健吾に拍手。
こんな人亡くしたら立ち直れない。
そして、吉高由里子は
わがままお嬢様役ぴったり。
忘れた頃に出てくるサンバに笑う。
学生時代に見てたら今とはまた違う
印象を受けてただろうなぁ。

見てるときより、見終わった後にじわじわっとくる作品。
見てから数時間経った今、どんどん心の中で大きく、深まっていく感じがとても心地良い。

沖田監督作品特有の穏やかな時間の中で、どこにでもいるような大学生の一年間が展開する。

この映画、驚くほど静か。
劇伴も最小限だし、セリフも効果音もなく「しん」とするシーンが随所にある。
その「しん」とする場面を逃げずにとらえ続けている。それがめちゃくちゃ効果的。そして静かだからこそ、映画館で見るべき作品だと思う。

キャストも皆自然に存在していて素晴らしい。
高良健吾以外の世之介は有り得ない。
吉高由里子は、彼女史上もっとも彼女らしい役を得たと思う。

会話のやりとりも絶妙。セリフかアドリブか分からないシーンがたくさんあった。(実際、アドリブがたくさん採用されているそう。)
セリフの生っぽさが、そのまま映画のリアリティに繋がって、観客は間違いなく親近感を感じるようになる。

そして沖田作品は、作品を邪魔せず、スベらずにクスっと笑える小ネタが随所にあって上手い。

原作は未読だけど、この構成を選んだ脚色は見事。

「あいつのこと知ってるってだけで、なんか得してる気がする」

「あいつに会えたことが、一番の宝物」

人生のなかで1人でも良いから、誰かにそう言ってもらえる人になりたい。
貴重な学生生活を浪費するのは勿体無い
大好きな映画。
久しぶりに見たら、数年前に感じたものとはまた違う感情があって、自分も変わったんだなぁと思う。
今のうちにたくさん写真撮っておこう、となんとなく思った。

何度見ても好きな映画ってそうそうないし、何度も見たいと思う映画もそうそうない。
いちばんすきな映画
ゆっくりした時間が流れつつ
時々くすくす笑える主人公のキャラが最高。
miho

mihoの感想・評価

4.0
温かくてちょっと哀しくて素敵な映画でした。みんなの世之介のことを思い出した時の笑顔が優しくて、私もいつか誰かにこんな風に笑ってもらえる人間になれるだろうかと思った。吉高由里子かわいい。綾野剛はこういう役が似合ってて好きです。
セリ

セリの感想・評価

3.8
よかったー。沖田監督の作品は通じて"空気感"の見せ方が本当にお上手。。横道に出てる演者も強者揃いだったからかもしれませんが。兎にも角にも沖田さんの作品は見てる側が飽きない見せ方を完璧にやってくださる、、あー、ずっと見ていたいなって思う映像なんだよね。2時間40分ってタランティーノでもあるまい長時間作品。。決して長いと感じず幸せな時間だったー。これストーリーもとってもよかった!なぜ今まで見てなかったか!笑
糸旬子

糸旬子の感想・評価

4.0
主人公の世之介が本当に愛しいキャラクターだった。ヒロインの祥子と一緒にハンバーガーを食べるシーンがたまらなく私は好きで躊躇いながらもハンバーガーに祥子がかぶりつく瞬間が2人の距離を縮めていたと思う。
これ!といった盛り上がりの場面はないのに、見終わった後の余韻に浸り心があったかくなる。登場人物だけでなく実際に見た人も映画を観終わり家に帰って世之介のことをふと思い出してしまうんじゃないだろうか。
こんな友達と大学生活を過ごせたらいいなと思った。
フィルムで撮られた映像で進んでく物語。物語からアジカンのいいリズムでエンドロールに入っていく瞬間も大好き。
44053

44053の感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

いるだけで人を幸せにする人。

夜の公園で、食べかけのスイカを半分に割って友達に分ける場面が好き。
割る時に果肉に指がくい込んで、食べ方も汚くて、汚いと感じる人がいることに気づかない鈍感さ。
一瞬引きつつも、そんなことよりも変わらず居てくれることが嬉しい、って思う友達。

家で、祥子ちゃんの固い表情から喜びが漏れてしまう場面も好き。
価値観や、環境や色々が違うから、お互い話して違和感ありつつも、それでも話せるだけで幸せなら、とてもとても幸せ。
でも、きっと帰らなかったんだろうな、
いつの間にか離れてしまうのは寂しいけど、きっと変わらないから仕方ない。
最後まで変わらなくて、自分の鈍感さにも素敵さにも最後まで気づかなくて、最後まで優しかったんだろうな。
ほわっと終わる感じも好きで、アジカンもよかった。
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