KUMASUS

100,000年後の安全のKUMASUSのレビュー・感想・評価

100,000年後の安全(2009年製作の映画)
3.6
この映画は原発賛成、反対の議論を促すための映画ではありません。原発を稼働したことで生じた、今現実として存在する核廃棄物をどうするかという話です。
この映画でも言っている通り、この核廃棄物については、原発賛成派、反対派に関わらず現在生きている人すべてに責任があります。なぜなら、この忌まわしき廃棄物の被害を受けうるのは、私たちの次の世代でも、次の次の世代でもなく、一度いまの人類がいなくなり、氷河期を経て、新たに原始人から始まる人類だからです。
その新たな人類、今はまだ存在しない言語を使い、価値観も今と異なるものたちに如何に地中にある廃棄物の危険性を警告するかを真剣に考えることは、非常に興味深いものがあります。

実を言うと、自分は事故の一年前に福島第一原発の中に入ったことがあります。その時は、原発の危険性とか核廃棄物について考えもしませんでした。(中学校の社会科見学でしたが、その時ウラン君とプルトニウムちゃんというキャラの下敷きとか貰いましたが、今じゃシャレにならない笑)
原発は私達に豊かさを与えてくれる一方で、未来の人類に対して危険性ではなく、実際に存在する危険をもたらすことになります。
このことについても、多くの人が問題意識
を持つべきだと思います。