平成ガメラ三部作のラストの第三弾。
第一作の時、ガメラとギャオスの戦いの巻添えで両親を亡くしガメラを憎む少女が、眠っていたイリスを起こし復讐する…といった話。
少女がイリスと勾玉でコンタクトを取るなど、オカルト要素や伝奇的要素が強め。
地球を守るため?人類を守るため?に戦ってきたガメラだけど、動けばビルは壊れるし、火を吐けばどこかに被害は出る。その被害者の遺族がガメラを憎むという設定がすごく当たり前であるけど面白いなと感じた。
ガメラは地球や人類という種の味方ではあるけど、個々人単位の人間の味方ってわけじゃないんだろうなと。
けど目の前の1人の子供を救ったりもする。
ガメラのデザインはシリーズ中で一番凶悪。甲羅が一枚一枚稼働する描写には男心をくすぐられた。
けどあのパンチはちょっと…(笑)
今になって観ると腕の描写などどことなく初号機の擬似シン化形態に見えなくもない。
割と絶望的なラストの展開がすごく好き。『その後』が気になる終わり方だった。ガメラかっこいいよ。