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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒のkazu1961のレビュー・感想・評価

4.0
▪️Title :「ガメラ3 邪神(イリス)覚醒」
Original Title :※※※
▪️Release Date:1999/03/06
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-080 再鑑賞
▪️My Review
平成ガメラシリーズの完結編。
ガメラ、イリスの炎の中の戦闘シーン、空中の戦闘シーン、光のコントラストがとても美しく神々しさすら感じます!!
リアリティのある怪獣映画の最高峰としてManaというパワーを媒体として、地球を壊さんとする人々、人類のリセットをのぞむイリスと地球の意思、守り神としてのガメラの壮絶な戦いを描くそのストーリーも秀逸です。三部作の中で一番シリアスな世界観ではないでしょうか。
前2作製作時より格段に進化したデジタル技術によって、さらに迫力ある映像が創られたのもその理由の一つかもしれません。

そして、しばしば怪獣映画を見る人間が持つ「いくら正義の味方の怪獣でも、悪の怪獣を倒すために街中で激しく戦ったら一般市民が巻き添えとなって犠牲になるのではないか?」というアンチテーゼにも挑んだ作品となっています。(参考:Wikipedia)

ガメラの表情もよりシャープでリアリティがあり、怪獣映画史上最も美しいかもしれないイリスは鋭角的なフォルムと神々しささえ感じさせる雰囲気がマッチし、邪神の名にふさわしい敵怪獣となっていますね。
最終決戦地は京都、そして京都駅での屋内戦。80mのガメラ、99mのイリスが京都駅の屋内で闘える京都駅の大きさに驚き!!
そして、余韻を残すガメラが神にさえ思えるラスト。怪獣映画の最高峰にふさわしいエンディングです。
PS:色んな有名キャストの若い頃の出演があるのも楽しめました。イリスに一瞬で殺されるキャンパーの役は仲間由紀恵でしたね。

結局ガメラは何だったのか?
作中の登場人物である倉田は、「ガメラはギャオスに対抗するために超古代文明により作り出された生物兵器である」と主張していやす。またイリスと同様に、ガメラは四神の1体である黒いカメの姿をした北方の守護神玄武に対応することが示唆されています。(参考:Wikipedia)

平成ガメラ三部作、ほんと怪獣映画を超えた、素晴らしい怪獣映画でした!!

▪️Overview
平成ガメラシリーズの第3作で、前2作を受けての完結編として製作された。監督は前2作と同じ金子修介。ガメラによって両親を殺された少女の憎しみが生んだ怪生物と、ガメラの壮絶な戦いを描いた。特技監督は樋口真嗣。脚本は伊藤和典と金子監督自身が執筆。撮影を戸澤潤一が担当している。主演は前田愛と中山忍、藤谷文子など。
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