みおこし

ターナー&フーチ/すてきな相棒のみおこしのレビュー・感想・評価

3.5
殺人事件に巻き込まれ、唯一の現場での目撃者となったボルドー・マスティフの暴れん坊犬フーチ。捜査官のターナーは、引き取り手のないフーチを引き取って一緒に暮らすことになるが...。

これは予想外のラスト...。コメディ要素たっぷりの前半から、スリリングなサスペンスへと切り替わる後半とのギャップに驚くこと間違いなし。
ディズニーの関連グループであるブエナ・ビスタ配給&人気者のトム・ハンクス主演とだけあって、潔癖症のターナーと、汚れも何もかも気にしない元気なフーチという凸凹コンビが次第に事件の核に迫っていく過程は本当に微笑ましいし楽しかったので、だからこそ最後は涙なしでは観られませんでした...。

犬嫌いのスコットが、最後にはフーチのことを'Pal(相棒)'とまで呼んで心を開く存在にまでなっていくにつれて、小さな港町の内情にも変化があり、素敵なガールフレンドとの出会いまでありつつ。ありがちなストーリーに見えて、思いがけない犬の相棒との交流を通して一人の男性が成長していくサクセスストーリーの部分もまた感動的でした。
節操がないしいつもよだれまみれのフーチ、とにかく共同生活を送るのは大変そうだけど途中からすごく愛くるしく思えてくるから不思議(笑)。スローモーションになると、顎やほっぺの肉がものすごく揺れるのが可愛い。

音楽がジャジーで好きでした!
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