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ヴァージン・スーサイズのmimocyanのレビュー・感想・評価

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)
3.6
やっと見たシリーズ。
10代の頃、世間では過去に例を見ない凶悪な少年犯罪が立て続けに起こっていて、社会学者や心理学者が、自分と同世代の犯人の内面をあれやこれやと論じ、解き明かそうとしているのをメディアを通して常に目にすることになった。そんな世間をどこかしらーっとした寒々しい気持ちで眺めながらも、同時に固く気持ちを張りつめていた当時の自分。

ふと、気がつけばそんな時期はもう遥か遠くに過ぎ去っていた。
今、当時の自分とこの映画の姉妹たちを重ねてみようとしても、もうそれはできない。

10代でしか感じ取れない領域。
そこに自分はいた?いない?それともそんなものはじめからなかった?

姉妹の脆さや儚さに魅せられながらも、破滅しかないその限界。それはずっと過去に閉じ込めたままでいいと思う。触れようとしたって、もう美しさは終わってるんだよ。

この時期のキルスティン・ダンストを映像に残したってことだけで評価しちゃいたくなるほどに、彼女の存在感が飛び抜けてる。