宙2秒

ヴァージン・スーサイズの宙2秒のレビュー・感想・評価

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)
3.4
・昔、この映画の登場人物に似てると言われたことがある。どうせ6でもない役だろうと思っていたが、やっぱりそうだった。けど、モテモテなイケメンだったので、よしとしとこう。

・ショッキングな映画だ。女の子のドロドロした恋愛地獄な物語かと思っていたら、全然違ったけどw

・インタビューwithヴァンパイアの子役さんも成長したねえ。

・この映画って、ガーリーブームの火付け役らしい。時代背景は違うけども、ピクニックatハンギングロックの感じにも似てる。でもミステリアスな雰囲気は無い。

・最初は漂うセレブ感がいらっとさせるが、音楽の趣向がダサいので楽しめた。エアロは外に捨てられキッスは暖炉で焼かれるのね。地獄だけに。

・原作では、経済破綻して没落していく都市を五人姉妹の自殺に象徴させているらしいのだが、そうした核心を完全にスルーしている。代わりにソフィア・コッポラ自身の、孤独と引き換えに自分らしくいられた少女時代を投影させているという。うーん、納得はできないが、理解できない恐さはある。
宙2秒

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