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ヴァージン・スーサイズのsonozyのレビュー・感想・評価

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)
4.0
1999年 ソフィア・コッポラ初監督作品。
原作は1993年『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』(ジェフリー・ユージェニデス)

1970年代のミシガン州。リスボン家の美しい5人姉妹、13歳〜17歳のセシリア、ラックス、ボニー、メアリー、テレーズの物語。
繊細で危うく儚い思春期の少女(&少年)を捉えた名作ですね。
姉妹に憧れる少年4人組の回想ナレーションで進行します。

末っ子のセシリアの自殺で近隣やマスコミの注目となるリスボン家。

女子に大人気のマリファナ野郎のトリップ(ジョシュ・ハートネット)がいい感じにキモいんですが(笑)、彼が狙っているラックス(キルスティン・ダンスト)の両親を説得し、少年4人組と姉妹全員でダンスパーティに向かう。

パーティから抜け出したトリップとラックスはフィールドで一夜を明かし、ラックスは一人タクシーで朝帰り。
これを機に、両親は4人姉妹を学校にも通わせず、キッスやエアロスミスのレコードも処分させ、自宅に軟禁してしまう。・・・そして、最悪の悲劇に。

軟禁中、少年4人組と電話でレコードを聞かせ合うシーンが良かったなぁ。
ギルバート・オサリヴァンの"Alone Again"やキャロルキングの"So Far Away"が沁みる。

しかし、いつの時代もそうですが、大人っぽい女子に比べて(一部を除く)男子の幼っぽさ! はい、これが実態です。笑
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