青山

ヴァージン・スーサイズの青山のレビュー・感想・評価

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)
3.6

リスボン家の美少女5人姉妹の自殺を描く、ソフィア・コッポラ監督のデビュー長編。


冒頭で自殺未遂をした末娘が医師にその理由を聞かれ、「先生は13歳の女の子じゃないもの」と答える場面があるのですが、要は10代でもGirlでもない私にはさっぱり分かんない......んだと思います。
昔はこういう分かんない世界の映画は苦手でしたが、今は分からないことを楽しむくらいの余裕は持てるようになってきました。

んで、映像が綺麗ですね。
ガーリーでポップでメランコリックでkawaiiの世界。そこに美少女5人が住んでるわけですから、素晴らしいとしか言いようがないですよね。
あと音楽もいちいち良い。
ノスタルジックなロックと、エールによるエレクトロな劇伴。どちらも青春のキラキラや焦燥や憂鬱に寄り添ってくれるようで印象的でした。

そして、私は『エターナル・サンシャイン 』を観てからすっかりキルスティン・ダンストさんに惚れてしまったので今作でも可愛くて美しくてエロくて最高でした。

とりあえず、私は死ぬことすら上手く出来なかったので、彼女らには憧れてしまいます。10代のうちにやっとかないとダメですね、やっぱ。
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