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ジャズ・シンガーのsonozyのレビュー・感想・評価

ジャズ・シンガー(1927年製作の映画)
3.0
『雨に唄えば』は、サイレントからトーキーへの転換期が描かれてますが、作中、初のトーキー作品『ジャズ・シンガー』が人気となり、映画の製作途中で急遽トーキーに変更するという話が出てきたので、1927年の本作、見てみました。

全編トーキーというわけではなく、主に歌のパートのみトーキーで、サイレントのパートの方が多い感じでした。

ニューヨークのユダヤ人街。
ジェイキー少年はユダヤ教司祭を父に持ち、あとを継ぐよう聖歌を教え込まれて育ったが、ジャズシンガーになる夢を抱いていて、酒場で"ラグタイム・ジェイキー"としてアマチュアで歌っていた。
ある日厳格な父に知れてしまい、勘当状態で家を出る。

数年後、(いきなりかなりオッサンになった)ジェイキーは"ジャック・ロビン"と名を変えたジャズシンガーとなり、恋仲となる舞台女優メアリーの手助けで、大舞台でのデビューも決まる。
ところが、ドレスリハーサルの日、母が訪ねて来て、父が危篤状態で、聖なる贖罪の日に当たるその日、息子に賛美歌を歌って欲しいと願っていると話す。
待望の大舞台デビュー VS 父のための賛美歌 どうする?ジャック。。。

ジャックの大舞台での役どころが黒人のようでブラックフェイスのメイクで登場します。当時はこの手法(白人がブラックフェイスで黒人を演じる)が普通に行われていたようです。当然ですが今見るとかなり違和感(不快感)がありますね。
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