ジャズ・シンガーの作品情報・感想・評価 - 3ページ目

「ジャズ・シンガー」に投稿された感想・評価

感動の嵐…。トーキー映画の駆け出し、すべてに声をいれるわけではない感じが、ハーフブロッドのようで面白い。新世代と旧世代の子供のような、とてもきれいで新しく、楽しい映画となっている。

こんな作品がもう90年前のものだというのが信じられない…!
たしかにフリが大きすぎたり、ちょっとわざとらしい演技なんかもあるが、それはサイレントだったからこその演技で、あの動きひとつひとつが舞台を見ているようでとても面白い。

ユダヤ教徒の息子としてそれを継ぐのか、それとも自分のやりたいジャズを続けるのか…。若くして嫌になり家出してしまった主人公が大人になって見つけた大切なもの。真実とそこにある夢、置いてきてしまった家族。成功の裏にある苦悩。すべてが丁寧に、でもシリアスにならず楽しく、ストリングスメインのオケとともに流れていく。
ちょっとフレッドアステアを思い出したので、これを書き終わったらフレッドアステア大全集から何かひっぱってみてみよう。

「雨に歌えば」がこの時代の苦悩を描く映画となっているので、面白いなあと思いながら見ていた。この時代は何がいいって、作品も少ないし面白い。だからジャンルが好きな人とはずっと話せる。今の映画界ってもう作品が多すぎるし、毎日どこかでなにかが公開しているような時代。正直、同じ話題で話すことができなくなってきている気がする。
やはり昔から続く大作くらいしか、皆と話すことができないし、それすらも見ていない人たちがいる。昔はそれしかなかったから話せる、これは良いのか、今はたくさんの選択肢があるから同じコミュニティが発足する…これがいいのか…私にはわからない。

でも間違いなく、この映画は傑作です。
スチブ買って、よかった~!
Wait a minute! Wait a minute!You ain't heard nothin' yet!

余りに有名なこの台詞を結婚式のプロフィールブックで使わせてもらい、遅ればせながら鑑賞。

トーキー時代幕開けの重要な作品として有名な本作。

当時の時代の様式、文化に目を配りながらいつぞ言うのか と待ち構えておかなければ聞き逃してしまう、名セリフ。

残り340本
出張中で映画が観られていないので、過去鑑賞分を更新!

今年で公開から90年、世界で初めて映画に音がついた作品として知られる本作。冒頭はしばらくサイレント映画の形式で進むのがミソ、途中で突然アル・ジョルスンがいきなり歌い出し、セリフまで喋るという小粋な展開。当時のお客さんがどれだけびっくりしたかたやすく想像できます。

ユダヤ人の厳格な家庭に生まれた青年が、ジャズを歌ったことから勘当されてしまうものの、夢を追いかけ立派なジャズシンガーになり...というお話で、正直ストーリーはあまり派手なものではないし、曲もこの後誕生する数々のミュージカルに比べると単調に聴こえてしまうのは事実。でも、本作がなければそれ以降ミュージカルが誕生することも、現代では当たり前になった「爆音」で楽しめるアクション映画が誕生することも無かったはず。
映画史上こんなにもエポックメイキングな作品は他にないのでは、というくらいの作品。もう90年前...気が遠くなりそうなくらい古いですね(笑)。
とにかく映画ファンならば、いろんな意味で間違いなく必見の作品!

主演のアル・ジョルスンが、ミンストレルショーを演じるシーンがあったり、今観ると人種差別的な側面もあるのはやや複雑...。
kid

kidの感想・評価

3.0
ミュージカルの原点を観れた気がする!
でも字幕出てくる前に集中力切れちゃったところが何箇所かあったから近いうちにリベンジしたい(笑)
YuikiKoiwa

YuikiKoiwaの感想・評価

4.5
ジョルスン物語を鑑賞して以来、ずっと観たかった作品。

大スペクタクルが求められる今、この作品を振り返りたい。



描かれるのは父の愛と母の愛。

父の愛は正しさと厳しさ。母の愛は際限の無い優しさ。

それらを一身に受けた主人公の思いは、歌として表現される。

たとえ一度は家を離れた彼にとっても、両親の存在は帰る場所であり続けた。

親の愛は無くなることがない。

そんなシンプルな映画。



世界初となるトーキー映画である本作、歌の力をはっきりと感じることができた。

公開当時、観客は目の前のスクリーンでアルジョルスンが歌う姿に感動したことと思う。

また部分トーキーであり、歌のシーン以外はほぼサイレントであるためセリフは短い。

だが、同時に何かを伝えるのは言葉だけではなく表情や身振り、音楽でもあるのだろう。

今の作品と比べれば、モノクロで音質も良くないのかもしれない。

ただ、余計な演出が無いからこそ際立つ事もあるように思う。
eddiecoyle

eddiecoyleの感想・評価

2.8
最初のトーキーって聞いてたもんだから、パートトーキーだったことに驚いた。結局宗教に囲われているのをエンタメ側から発信する偽善がどうにも。
二兵

二兵の感想・評価

3.5
映画史の勉強も兼ねて鑑賞。1920年代に作られた、世界初のトーキー映画として知られる作品。と言っても声が出るのは殆ど歌うシーンばかりで、普通のセリフは大半がテロップで表示される。サイレント映画特有の役者のオーバーリアクトも健在。

ユダヤ人であり、厳格なユダヤ教司祭を父に持つ主人公がジャズ・シンガーになるというストーリーは、この作品が作られた時代の歴史的背景を伺わせる。しかし、強烈だったのが終盤の主人公の黒人メイクで、これはもう当時の反応はどうだったんだろうか…。時代が全然違うが、何となくローレンス・オリヴィエが『オセロー』で黒人メイクで出てきたのを思い出した。

自身のバックボーンであるユダヤ教の聖歌を取るか、夢であったジャズを取るか。最終的に主人公が下した決断とは…。

まあ、ここまで上手く行く筈は無いよなと思いながら観てしまったが、それでも名作であることは、今さら疑いようが無いと思う。

何と言ったって『You ain't nothin' heard yet(お楽しみはこれからだ)』し、『Show must go on(ショウは続けられる)』のだから。
misato

misatoの感想・評価

3.2
この時代のアメリカ、移民が急増して人口が倍増して人種差別が日常にあった背景が結構このストーリーを考える上で大事なのかなあと。raceとethnicityに関してものすごく敏感な時代のお話。最後ジャックが黒塗りして歌うシーン、なんかじーんとするんだけどもやもやする。彼は自分のアイデンティティを見つけられた訳ではないんじゃないかなと
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.0
2016/9/30鑑賞(鑑賞メーターより転載)
「世界初のトーキー映画」が何であるかを知るための歴史勉強も兼ねて。と言いつつスタートからサイレント的な字幕が出てきて驚き、本当に限られた部分だけトーキーだったことも知ってさらに驚く。正直ストーリーとしてはかなり安直だが、あまりにも有名な映画初の肉声「お楽しみはこれからだ」も堪能できたし、シャネルズもなき今(笑)もはや絶対に許されない黒人風のメイクとか(主演の俳優はこれがために消えてしまった)、ユダヤ人や黒人に対する扱いなど、当時の文化風習を垣間見られるという点でも貴重な存在であることは間違いない。
HirokiOda

HirokiOdaの感想・評価

3.3
漠然とした感想で申し訳ないが、いい映画だと思います。
聖歌歌手の板挟みと決断の物語。迷いますけど、最後はそれでも…

見て損のない映画。