レンタルショップ店長M

エンゼル・ハートのレンタルショップ店長Mのレビュー・感想・評価

エンゼル・ハート(1987年製作の映画)
3.8
1955年アメリカ。戦前に人気だった歌手の捜索依頼を受けた私立探偵が、調査を続ける内に驚愕の真実に近づいて行く。

作品の性質上ストーリー展開に言及はしませんが、映画としての完成度は高いです!


哀愁と色気が共存する全盛期のミッキー・ロークに、出番は少ないものの圧倒的存在感のデニーロ。それぞれ『この人しか考えられない』キャスティング、味のある演技。

画面の構図や光と影の使い方にエドワード・ホッパーの絵画に通じるものを感じ、開始数分でハートを鷲掴みにされてしまいました。美しいです。

演出も秀逸で、回る換気扇に螺旋階段、降りていくエレベーター等 印象的かつ象徴的な映像が随所に挿入され、観る者の不安を煽る。

これが1987年製作って所もポイントですね。こういった演出方法やストーリー展開はこれ以前あまりなかったんじゃないですかね。影響を受けた作品は多いでしょう。


この作品をどのジャンルに並べてるかで、そのレンタル屋さんのセンスが問われそう(笑)。