「とりあえずブラピのセブンとか好きなら多分イケると思う」
と勧められ、フィルマークスではジャンルがサスペンス扱いなのに、実際ツタヤに行ってみたらホラーのコーナーに置いてあったという不思議な作品。
私立探偵のミッキーロークの元に金持ち弁護士のロバートデニーロが「過去にあったとあるクライアントの消息を調べてくれ」という依頼を受けるが、その工程で次々関係者が死んでいき容疑者扱いされていくミッキー。その真相はいかに!?
という流れ。
公開当初が87年というのを考えると、当時の新感覚ホラーサスペンスの先駆けで、
本作をホラーに振り切ったのがシックスセンス、
サスペンスに寄せたのがセブンなのかなあと想像してしまった。
前述したジャンルの不確かさを納得できる仕上がり。前半と後半で印象がガラッと変わるのが本作の魅力。
絵的にはアランパーカー監督のミッドナイトエクスプレスの時に感じた影のコントラストや構図が不気味な美しさを放っていて好み。
ロバートデニーロの胡散臭いビジュアルが印象的だった。