名作。
全てが素晴らしいし、美しい。
美しい詩を映像として見せられてるかのよう。
アイスランド特有の幻想的な風景、その全てが儚くて美しかったです。
オープニングとラストは一切セリフがないのに観ていて全然飽きないのも凄かったな。
むしろずっと観ていたかったです。
おじいさんが長年住んでた地を離れる時に飼い犬を〇〇したところとかおじいさんの覚悟が伝わって切なかったです。
なのにあの孫娘…。
私はあの子を許せない!許すもんか!
でも、あのむかつく孫娘のおかげでその後のストーリーに繋がるわけで。
お話が進むごとに確実に死へ向かってるのがわかるのに暗さや湿っぽさはなくて、全てが愛おしかったです。
不思議と悲しさもなかったです(切なさは十分にありましたが)
劇中で流れる賛美歌も素敵。監督の死生観がわかるような。
そしてまさかの「ベルリン天使の詩」の彼が登場してそこで涙腺壊れました。
出会えて良かったと心から思える作品。
邦題も逸品。この邦題を考えた人と握手したい。