今では押しも押されぬ大スターのジョニー・デップだが、おそらく当時はまだ新人枠。ウィノナ・ライダーとの共演で、スターへの階段を上り始めた。
私も、「ギルバート・グレイプ」や「妹の恋人」でようやく名前を知った頃だった。
目の下のクマは、ティム・バートンの生み出すキャラクターのマスト要素だが、人造人間エドワードもその例にもれない。常に悲し気な表情で、誰よりも優しいエドワード。だが、両手のハサミは愛する人も傷つける。
エヴァンゲリオンでも「ヤマアラシのジレンマ」がひとつのテーマになっているが、それを寓話的に描いている。
マイノリティへの迫害というテーマは、今でこそスタンダードであるが、当時はまだそういう機運にはなかった。人とは違う感性を持つティム・バートンだからこそ生み出せた作品と言えよう。
一度みたら、一生記憶に残る映画。
そのエドワードとキムの間に、息子エドガーが生まれたという設定のCMが制作された。エドガーもまた両手がハサミであり、父親と同じ苦労を抱えている。キャデラックの自動運転車なら、ハサミの手でも運転できるよ、というコンセプトの一本。
エドガー役にティモシー・シャラメ。母親役は(多分)ウィノナ・ライダーが演じている。
※エドワードとキムは別々の人生を送ったはずだけど、実はこっそり会っていたのだろうか?あるいは、あくまで人造人間として生み出された?
All-Electric Cadillac LYRIQ | ScissorHandsFree
https://www.youtube.com/watch?v=0KAlqthD6Gc
Rihwaの「モンスターのかくれんぼ」は、シザー・ハンズにインスパイアされたのかな?これ聞くと、いつも泣いてしまう…。
♪役に立たないこの爪を
切り落として考えた
愛する人も抱けないのかい?
何故僕は生まれたんだっけ
愛する人も抱けないのに...