個人的ティム・バートンの最高傑作。
そしてこれまで何度も見たことがあったが、この年になってようやくこの作品の面白さに気づいた気がする。
ファンタジー作品ながらも当時アメリカに蔓延っていた差別や同調圧力に対する社会風刺だったりと、メッセージはなかなか奥深く描かれている。
この一家と警察以外はみんなクズとして描かれているが、これも必死に生きているが故の弊害なのだろう。
みんなどこかに居場所を求めてるんだよね。
ジョニー・デップはさることながら、最近見た「ストレンジャー・シングス」でいい感じに歳を重ねていたウィノナ・ライダーが、こんなにも初々しく登場するあたりが非常に嬉しい。
そしてお父さん、アラン・アーキンだったんだ。
なんとも豪華な布陣である。
ベタだけど、氷で雪を降らせるシーンは本当に素晴らしい。
久しぶりに見て、いろんな魅力を発見できた感動作である。
…なんでアメリカ映画の美女ヒロインて、たいていガタイのいいクズ男と付き合ってるんだろう…