へちょりーの

シザーハンズのへちょりーののレビュー・感想・評価

シザーハンズ(1990年製作の映画)
3.7
ディム・バートンとジョニー・デップの物語はここから始まる。
純真無垢な心を持つ人造人間エドワードと化粧品セールスのペグの娘キムとの交流を描いたファンタジー映画。

エドワードの瞳がすごく美しく、また虚な表情もグッと惹きつけられる。
ジョニー・デップのセクシーさと演技力、役の作り込みの凄さを感じられる。
(余談だが彼が脚光を浴びるのはここから17年後ということに、彼の下積み苦労を感じる。)

ストーリーは比較的ゆっくり進むので間延び間はある。
だけど、エドワードとキムの恋がすごく眩しい。
冒頭老婆の語りが結末に繋がってくるのだが、それが非常に愛おしくこのストーリーの心暖まるポイントの1つだ。

めちゃくちゃ面白いわけではないけど、時折見返したくなる作品の1つだろう。