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釣りバカ日誌10のhoteltokyoのレビュー・感想・評価

釣りバカ日誌10(1998年製作の映画)
4.1
西田敏行演じる出世よりも釣りを優先するサラリーマン浜ちゃんと、三國連太郎演じるその企業の取締役代表鈴木社長ことスーさんによるドタバタコメディ。日頃様々な業務で会議づくしのスーさん。つい勢いで社長を辞め、民間のボイラー会社で働くことに。だが勤務先はなんとあの鈴木建設・・スーさんの会社であった・・的な物語。

ボイラー会社の社員になったスーさんのお目付け役に抜擢されたのが若かりし金子賢!そして金子賢の彼女を務めるのは、なんとすでに引退をしてしまった宝生舞!豪華絢爛である。宝生舞がスーさんのために入れた一杯のコーヒーがスーさんの心に響く。だが、同棲中の金子賢のふとした一言に傷つき、実家の北九州に帰省してしまう宝生舞。たまたま出張先が北九州だった浜ちゃんは、金子賢を説得して無理やり北九州まで連れてきてしまう。もちろん後からスーさんも合流→釣りという王道の流れ。

釣りバカ日誌9からの流れから、今回も人の良い浜ちゃん節は健在。持ち前の自然体な優しさと釣り好きが功を奏し、周りの問題を解決する浜ちゃん。社長を辞めてしまったスーさんに、喧嘩ばかりの金子賢と宝生舞。この問題を同時に解決できるのはこの男しかいない。

ちなみに、最後に高木ブ―が友情出演するという、これまた豪華すぎる粋な演出!そこで見せた浜ちゃんの宴会芸の面白さよ。まじでこんな芸されたら誰だって爆笑だろう・・。釣りバカ日誌もついに10という王台に乗るも、温泉に浸かっているようなとろりと丸みのある暖かさがジンと来る。ああ、一生観ていたい・・・。
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