熱帯魚の作品情報・感想・評価 - 16ページ目

熱帯魚1995年製作の映画)

TROPICAL FISH

上映日:1997年04月05日

製作国:

上映時間:108分

4.0

あらすじ

「熱帯魚」に投稿された感想・評価

つん

つんの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

私が台湾映画を好きになるきっかけになった作品。
今は、エドワード・ヤン作品やホウ・シャオシェン作品も好きだけど、最初はこのとっつきやすさが良かった。
夢見がちな思春期の少年ほど可愛いものはない。
世界一ほのぼのとした誘拐事件が起こるんだけど、誘拐された人生と誘拐されなかった人生があるとしたら、間違いなくされた方がツーチャンの糧になっているところが面白い。
犯人一家はみんな個性的で、お祭りでインチキ見世物小屋をやってるような人達なんだけど、とにかく憎めない。
面白さと切なさが程よく、救いがあって爽快感の残る作品。
久々に鑑賞。台湾のゆる〜いコメディ。ヘンテコだけど素晴らしい夏のひととき!ホウシャオシェンぽいノスタルジー描写に笑いのスパイスを加えたような大好きな雰囲気の映画。誘拐犯一家の脅迫電話笑えたなー。
どことなく初期の矢口史靖作品みたいなテイストの台湾の陳玉勲(チェン・ユーシュン)監督による誘拐コメディー。基本オフビートなコメディーなんだけど上の世代の侯孝賢のような渇いた抒情もあったりして不思議な雰囲気の映画。矢口作品より好みだった。
さくら

さくらの感想・評価

4.5
受験戦争を皮肉っていて面白かった。

家にいた頃は勉強はせずに空想し、タバコを吸う。

それなのに誘拐犯の家でまるで"夏休みにおばあちゃん家に帰郷した"かのように可愛がってもらい、遊びにも連れて行ってもらう。
家にいた頃よりも健康的に生活し、真面目に勉強する。
本当の両親やテレビニュースでは主人公の無事よりも試験に間に合うかの心配。

題名でもある"熱帯魚"は、自由の象徴として描かれているのかなと感じた。
植物

植物の感想・評価

3.5
台湾の都会と田舎を舞台にしたドタバタコメディ。のどかな田舎の空気がとても良い。
もうね、これぞ台湾って感じの映画。悪人も善人も、皆のほほんとして、さすが亜熱帯といわんばかりのやる気のなさ。それでいて、シリアスなところはちゃんとシリアス。そして、どこか日本の昔を思い起こさせるようなノスタルジー。もっとたくさんの日本人に観てもらいたい台湾映画。
邹启文

邹启文の感想・評価

5.0
まさかここに登録してあるなんて思わなかった。
現時点でこの映画以上の映画はない
ペコ

ペコの感想・評価

3.0
不思議な浮遊感ある台湾映画。
話がどう転がっていくのか予測がつかず、でも振り回される感じも好きだなと。受験と性への目覚め。モラトリアムな海。作品全体に漂う実家のような安心感が余計胸を締め付ける。ラスト、女の子の話で一気に現実へと引き戻される。この余韻はなんとも…。当時の台湾では本当にこういうことあったんだろうな。
Ryu

Ryuの感想・評価

3.9
台湾映画の隠れた傑作。

映画の展開が唐突に動き出す点が非常におもしろい。しかもその展開が映画全体の所謂ジャンルを超えた展開を見せるため、話が本当に想像もしえなかった着地点に辿り着いてしまう。

これだけ急な展開だと観客は置いてきぼりにされてしまいがちだが、この映画はゆったりした時間の流れの中でそういったことが起きるせいか、あまりそういったことは感じなかった。むしろ話自体が変容していく、観客を翻弄するアトラクション的要素としてワクワクしてしまった部分もある。

何にせよ、こんな映画を自分では生涯観ることが無い可能性が高かったので薦めてくれた友達に感謝。
mk

mkの感想・評価

3.8
パッケージに惹かれてなんとなく観てみたら意外と大当たり。
台湾、90年代、夏、少年、海!ポップで面白い隠れた名作。もっと知られてもよさそうなのに…