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狙われた男のnagashingのレビュー・感想・評価

狙われた男(1959年製作の映画)
4.0
陽性童貞映画(陰性はイエジのアレとか)。硬派を気どるも即落ちなハーディ・クリューガーがチョロすぎてニヤつくが、孤独なファム・ファタールの心を最後の最後で揺さぶる突き抜けたピュアネスに心底感動してしまう。イギリスの上流階級のマダムが「青春をそこなった」であろうことの説明不要の説得力にも泣。ミシュリーヌ・プレール、どスケベすぎてたまらんです。不貞の暗喩っぽく十字の影(窓枠?)にやかんの湯気が重なるのもよろしい。蒸気がシュッシュッ!のリビドー表現はだいたい好き。
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