t

愛する時と死する時のtのレビュー・感想・評価

愛する時と死する時(1958年製作の映画)
4.2
戦時中、一時休暇を得たドイツ軍兵士の帰郷と束の間の幸福。
もうこのタイトルだけで泣けてきてしまう。
メロドラマに加え、戦地における殺人責任の所在というテーマまで内包した重厚な物語で、戦争映画のみとしても見応えがある。
全体的に暗い戦地の情景に時折配置される花のイメージが印象的で、ライラックやバラへの言及にも微かな希望を感じ取る。
既に2本観たサーク作品では、瓶が落下して割れる事は不和や絶望を表象してるように思ったが、本作では愛情の高まりを表してるようで面白い。グラスを投げ捨てることが女性を抱き上げる行為に繋がる流れは素晴らしい。
夜・暗闇のシーンが多い為、人物の顔を浮かび上がらす照明の巧みさが際立つ。
ビンディングさん宅の内装、鹿の剥製多すぎて笑った。