千年女優

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃の千年女優のレビュー・感想・評価

3.0
巨大なフォースを開花させて一人前のジェダイへと成長した「選ばれし者」アナキン。惑星ナブーの女王パドメとの禁断の恋や、なき別れの母を襲う悲劇、ナブー推薦の最高議長パルパティーン誕生後も止まらぬ元ジェダイのドゥークー伯爵を中心とした分離主義勢力の暗躍で徐々に精神を蝕まれていく彼の姿を描いたSWプリクエル第二弾です。

ファントム・メナス擁護派でも「あっれれ〜、おっかしいぞー」とコナンくんになってしまった一作で、前日譚故敗北という分かり切った結末に向かう受動的なお話なのは仕方がないとしても、物語的なカタルシスを感じられない点が残念で、その原因はジェダイ騎士団及び共和国側の存在感のなさと、主役たるアナキンの人物造形にあります。

アナキンの元来野心家でシス寄りのジェダイというキャラ設定がいまいちで、例えば『幽遊白書』の仙水や『ダイの大冒険』のバランの様に、純粋さのあまり守る者に幻滅して180度立場を変えたということなら魅力的だったのですが。。パドメが好きな事もあって登場時から「んだこのいけ好かねぇチャラ男はಠ_ಠ」と思ってしまいました^^;
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