スタンリー・キューブリックの世界観って気味が悪いというか、狂気的というか…戦争映画にも関わらずあえて楽しげな曲を使ってしまう冷酷さには何とも言えない妙な気持ちにさせられます😂
「どこの穴で育った？」
訓練シーンでは驚くような台詞が並べられる。鬼軍曹が放つ罵詈雑言の豊富さ、下品すぎるけれど面白すぎる。
前半部分が面白すぎたのか、後半の戦争シーンは何だか盛り上がりに欠ける印象を受けた( ´;ω;` )けれど、最後に流れるミッキーマウスマーチにはやられました。やっぱりスタンリー・キューブリックはセンスがありすぎる監督でした。
祖国の平和を願いながらも敵を殺し、苦しめることをしている戦争、兵士たち。戦争って本当無意味。さっきまで隣にいた仲間が顔も名前も知らない他人に殺される。考えただけでも胸糞悪い。ベトナム戦争は過去の出来事だけど、戦争は現代と未来の問題なんだよなぁとぼんやり頭の片隅で考えました。
