このレビューはネタバレを含みます
前半はめちゃくちゃ好き。なんだったらあれだけでも1時間半見れる。
中盤以降はまあ普通。楽しくなくはないってくらい。
前半で、微笑みデブを筆頭にこれまで培ってきた人格をぐちゃぐちゃに鬼教官によって壊された彼らは、きっと生まれ変わることを望まれていたんだろうけどやっぱりそんなことは無理だよね。
罵声によって心の外殻は無理やり剥がされ、戦争のためにフルメタルジャケットなんていうとんでもなく防御力の高そうな鎧、レッテルを着させられた彼らも、結局のところ引き金が引かれてしまったあとはただの鉛玉へと変わってしまう。
そして砲煙弾雨の中、剥き出しの人間は遂に死ぬんだろう。