ジャイロ

見知らぬ乗客のジャイロのレビュー・感想・評価

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)
4.0
初対面の人にこんなにずけずけと入り込んでいく人を見たのはコロンボ以来な気がする。殺人まで持ちかけるなんてどうかしてる。見知らぬ男の提案は軽くあしらわれてそれっきりに思えたが…

ここから面白くなるのがヒッチコック大先生。とにかく男の狂気が恐い(ついでにお母さんの絵も恐い)。犬に緊張し、拳銃にハラハラしながらも、どツボにハマっていく主人公が見ていてすごく不憫。まったく恐ろしい男よ。

終盤、試合の行方がわからなくなるあたりから、俄然、結末が楽しみでしょうがなくなる。それぞれの思惑が交錯する夜の遊園地。クライマックスの絶叫マシーンがトラウマになりそう…

堂々としていたカメオはもちろん👍
そしてラストにニヤリ😏