「ONODA」が今秋公開するので、帰還した者ジャンルの一環として鑑賞。
あのスタンバーグ(Wikipediaによるとナレーションもらしい)が日本でアナタハンの女王事件(事件?とするのは釈然としないが)をモデルにして監督した珍作のひとつ。円谷、伊福部とオープニングクレジットに姓だけ流れて、このような映画に豪華スタッフが関わっていることに意外な印象。
マタハーリヌチンダラカヌシャマヨー♪
漂流した船員が歌う沖縄民謡(安里屋ユンタの替え歌)がやけに明るい。
肉体も精神もストレス過多な過酷な何年を乗り切った女性の強さが一番この物語の実物だと思うが、男たちは比較的人数が多い集団だったから精神的枯渇が少なかったのか…自決せずに大半は生き残るわけだし。
落下傘の生地を服にするエピソード、戦争中の出来事として女性たちの証言で時々聞くね。