torakoa

恋の骨折り損のtorakoaのレビュー・感想・評価

恋の骨折り損(1999年製作の映画)
3.0
往年のミュージカル歌曲使用ミュージカル。割とおとなしめ地味めの振付な気がするが皆さん様になってていい感じ。レトロな話にも合ってると思う。歌も目立って印象に残るようなのはなかったけど、悪目立ちするような人や場面はなかった。衣装もクラシカル。女性陣は担当色が割り当てられてる。

ネイサン・レイン出演でミュージカル!ということでわくわく借りたら見覚えある人多数。
『スクリーム』のマジキチみたいな人が出てる。この方、大芝居気味で苦手に思ってたがこういう舞台演劇ぽいの合ってるんだなー。サインする決意したとこが好きで3回ぐらいリピートした。
メインに一人目立つダンサーがいて俄然楽しみになったよね。エイドリアン・レスターさんφ(.. ) 見てて気持ちいい足さばき。素敵ダンサーだし、こなれた動きが舞台俳優ぽい。
王のご学友達……なんだろうけどケネス・ブラナーは物凄く違和感。一応若者達のグループ交際てな話かと思うのだが一人不惑超えてるオッサンが便乗して一回り以上歳若い美女を何とか言いくるめてものにしようとしてるみたいな気持ち悪さがそこはかとなく。
王女の人ちょっとグレイシー・ゴールド(フィギュアスケート)に似てる。くまのまつげw

プールのシーンが何か鬱陶しかった。ここのセンスがよろしくない。仮面舞踏会か何かのシーンも。何というかオッサンのエロ目線的な生理的気持ち悪さがある。あと衒い。ところどころで感じるんだが結構邪魔くさく感じた。

個人的にシェイクスピア作品(を下敷きにしたもの含む)はどれも話が苦手で、これも女性陣の企てとか言動が訳わからない感じでまあ苦手だったが、クラシカルなミュージカル仕立てにするアイディアはよかったと思う。歌曲と俳優陣の好演のおかげで何となくまた観たくなる心地よさはある。

吹替はないが国内メーカーには珍しく英語字幕入ってる。何だよ角川やればできるんじゃないかー常にやってくれよー。
torakoa

torakoa