多分どの若者にも刺さる作品。
特に地方出身者の私には思い当たるシーンがてんこ盛りでした。
現代の日本における東京と地方の格差、自分の努力だけではどうにもならない現実、何者にもなれない地方の若者の鬱屈がコミカルにテンポ良く描かれています。
冒頭の国道沿いに並ぶ店舗のチョイスなんかもうなんか軽くノスタルジー感じるほどでしたw
垢抜けないもっさりした地方のbーboy崩れの兄ちゃんもいるいるってなりましたw
全てワンカット、ワンシーンで撮影されており、全体的にも良い意味でのチープ感がまたとてもよくマッチしています。
残酷ですが人間とは自身の能力や努力ではなく、環境が全てということを痛烈に感じる一作です。