とし

悪夢のエレベーターのとしのレビュー・感想・評価

悪夢のエレベーター(2009年製作の映画)
3.0
木下半太原作の小説を映画化したものです。ジャンルは…前半はコメディで、後半はミステリーだなぁ。

マンションのエレベーターの中で目を覚ました、小川順。彼以外に、ヤクザ風の男と、ジョギング姿の男、ゴスロリ風の女がエレベーターに乗っており、どうやらエレベーターが停止した弾みで順は気を失っていたらしい。そして、ヤクザ風の男は空き巣犯、ゴスロリ風の女は放火犯である事が判明し、ジョギング姿の男に至っては何とエスパーであった!順も、実は秘密を抱えており、それを話の流れから告白しようとした時…順はある違和感に気付く。それは、新たな問題の始まりである事に、その時誰も気付いてはいなかった…という内容です。

前半ね、コメディ的展開で、ワンシチュエーションムービーだと思って観ていたら…まだ中間地点なのにネタバレが始まったかと思ったら、そのからはシリアスなミステリーになるという…。ずっと前半のノリで映画が観たかったかなぁ。コメディだと思ってたから、心積もりしてなくてね。まさかの展開にビックリでしたよ。

計画、違和感だらけでしょ!エスパーである事を証明するのに、スプーンを曲げてみる…って、何でジョギング行くのにポケットにスプーン持ってるんだよ(笑)!その時点で気付くわ!

管理人しかいないフロアだから、幾ら騒いでも大丈夫って、あれだけ大声で騒いだら、下の階の住人も気付くっしょ!

途中、愛人も自殺しようとしているシーン観て、『そして誰もいなくなった』というアガサクリスティーの作品の話をしていたし…愛人も依頼人も、主人公も仲間達も、皆んな死んじゃうのかと思いました…。どうやってオチ付けるのかと…。
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